「腸活、もうずっと続けてる。でも最近なんか物足りない…」
「もっとディープな世界を覗いてみたい!」
このシリーズも、いよいよ第3回。ベテラン編では、腸活をもっと深く、もっと楽しく続けたい方に向けて、科学的な視点とマニアックな発酵食品の世界をお届けします。難しく構えなくて大丈夫。私と一緒に、腸の奥深さを楽しみましょう🌿
腸内フローラを「もっとちゃんと知る」
人それぞれ、腸内フローラは全員違う
ここまでのシリーズで「腸内フローラのバランスを整えることが大切」とお伝えしてきましたが、じつは腸内フローラの組成は指紋のように人それぞれ違います。同じ食事を続けていても、年齢・ストレス・生活環境・生まれた環境(自然分娩か帝王切開か)・幼少期の食事歴などによって、善玉菌の種類や比率はまったく異なるんです。
だから「この食品がいい」と聞いても、自分には合わないと感じることがあるのは、実はとても自然なこと。「なんかこれを食べると逆にお腹の調子が悪い…」という経験がある方、それは腸が正直に反応している証拠かもしれません。
腸内フローラ検査という選択肢
最近は、自宅で便を採取して郵送するだけで腸内フローラの状態を調べられる腸内フローラ検査のサービスが増えています。善玉菌・悪玉菌の比率や、どんな菌が多い・少ないかを数値で見ることができ、「自分の腸に何が足りないか」を客観的に知る手がかりになります。
「なんとなく続けている腸活」から「自分の腸に合わせたオーダーメイドな腸活」へ。一度試してみると、腸活がグッと具体的になりますよ。
腸活の効果が出るまでの時間
「始めてみたけど、なかなか変化を感じない…」という声をよく聞きます。腸内フローラが変化するには、一般的に最低でも2〜4週間の継続が必要と言われています。さらに腸の粘膜が新しく生まれ変わるサイクルは約3ヶ月。焦らず、じっくり続けることが腸活の鉄則です。
マニアックな発酵食品の世界へようこそ
基本の発酵食品をひと通り実践してきたベテランさんに、ぜひ試してみてほしいアイテムを紹介します。スーパーではなかなか見かけないものも多いですが、自然食品店やオンラインショップで手に入るものばかりです。
コンブチャ(Kombucha)
紅茶や緑茶をベースに、「スコビー(SCOBY)」と呼ばれる菌と酵母の塊で発酵させた飲み物。シュワシュワとした炭酸感と独特の酸味が特徴で、欧米ではすでに大ブーム。乳酸菌・酢酸菌・酵母が含まれ、腸への働きに加えて抗酸化作用も期待されています。最近は日本でも瓶入りの商品が増えてきました。慣れるまで少量から始めるのがおすすめです。
ケフィア(Kefir)
東欧・コーカサス地方発祥の発酵乳。ヨーグルトに似ていますが、乳酸菌だけでなく酵母も含む点が大きな違いです。菌の種類が非常に多く(30種類以上とも)、腸内フローラの多様性を高める効果が期待されています。ヨーグルトより少しシャバシャバとした食感で、そのまま飲んだりスムージーに混ぜたりして楽しめます。
テンペ(Tempeh)
インドネシア発祥の大豆発酵食品。大豆をテンペ菌(クモノスカビ)で発酵させたもので、納豆の親戚のような存在です。納豆より臭みが少なく、しっかりした食感が特徴。薄くスライスしてフライパンで焼くだけで、香ばしくてクセになる美味しさです。大豆イソフラボン・植物性タンパク質・食物繊維が豊富で、ベジタリアンやビーガンにも人気の食材です。
水キムチ
白菜や大根などの野菜を塩水で乳酸発酵させた、辛くないキムチ。韓国では「ムルキムチ」と呼ばれます。唐辛子を使わないので、辛いものが苦手な方や小さな子どもにも向いています。漬け汁にも乳酸菌が豊富なので、スープに使ったりドレッシングに混ぜたりと幅広く活用できます。
チーズ(ナチュラルチーズ)
加熱処理されていないナチュラルチーズには、乳酸菌が生きたまま含まれています。カマンベール・ゴーダ・チェダーなどが代表格。プロセスチーズ(スライスチーズや6Pチーズなど)は加熱製造のため菌が死んでいるので、腸活目的ならナチュラルチーズを選ぶのがポイントです。
上級者が実践する「腸活×季節のリズム」
腸内フローラは、季節によっても変化することが研究で分かってきています。ベテランさんには、季節に合わせた腸活を意識してみることをおすすめします。
春:冬に溜め込んだ老廃物を排出するタイミング。食物繊維たっぷりの春野菜(菜の花・ふきのとう・アスパラ)を積極的に取り入れ、デトックスを意識して。
夏:暑さで食欲が落ちやすく、腸が弱りがちな季節。甘酒・ぬか漬けで菌を補いつつ、冷たい飲み物の摂りすぎに注意。腸を冷やさないことが大切です。
秋:腸活のゴールデンシーズン。きのこ・さつまいも・ごぼうなど食物繊維が豊富な食材が旬を迎えます。来たる冬に向けて腸内フローラを整える絶好の機会です。
冬:発酵食品が特においしくなる季節。味噌・漬物・甘酒など、日本の伝統的な冬の保存食は腸活にぴったり。体を温める食事と組み合わせて腸を労わって。
「腸活マインド」を育てる
ここまで読んできたあなたならもう実感していると思いますが、腸活は単なる「食事の改善」ではありません。自分の身体と丁寧に対話すること、日々の小さな変化に気づいてあげることーーそのプロセス自体が、心と体を「整える」ことにつながっています。
腸と脳は常に会話しています。「腸脳軸(ちょうのうじく)」と呼ばれるこのつながりによって、腸の状態が気分や思考にも影響し、逆に心の状態が腸の動きにも反映されます。
腸活を続けることは、自分をていねいに扱うこと。それがじわじわと、見た目にも、気持ちにも、生き方にも現れてくる。そんな積み重ねを、これからも一緒に楽しんでいきましょう。
まとめ
- 腸内フローラは人それぞれ。自分に合った腸活を探す視点を持つ
- 腸内フローラ検査で「自分の腸」を客観的に知るのもおすすめ
- コンブチャ・ケフィア・テンペ・水キムチ・ナチュラルチーズなどへレパートリーを広げてみる
- 季節のリズムに合わせた腸活で、より深く身体と向き合う
- 腸活は「自分をていねいに扱う習慣」そのもの
「整う、うずうずノート」腸活シリーズ、全3回お読みいただきありがとうございました。
あなたの腸活が、毎日の小さな豊かさになりますように🌱

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